10月7日は長崎くんちの前日(まえび)ですが奉納踊りと庭先回りだけではありません。
7日の前日(まえび)は流鏑馬神事・三基の御神輿が仮宮(お旅所)へくだる「お下り」と傘鉾パレードで長崎くんちを盛り上げます。
また9日の後日(あとび)は三基の御神輿が仮宮(お旅所)から本宮(諏訪神社)へもどる「お上り」が行われます。
本記事では10月7日(前日)に行われる「お下り(傘鉾パレード)」・9日(後日)に行われる「お上り」と流鏑馬神事についてご紹介いたします。
お下り(7日)・お上り(9日)

10月7日は「お下り」10月9日は「お上り」がそれぞれ行われます。
ルートと見物に適したオススメの場所をご紹介いたします。
お下り(7日)のルートとオススメの場所
お下り
長崎くんち <長崎伝統芸能振興会>
諏訪神社の本宮からお旅所の仮宮まで、諏訪・住吉・森崎の三基の御神輿が下ります。
御神輿を担ぐのは神輿守町(みこしもりちょう)と呼ばれる旧長崎村の各郷の人たちです。
10月7日(前日)
お下りは13時に諏訪神社を出発いたします。
諏訪神社(本宮) → 馬町(休憩) → 桜町 → 旧県庁前(休憩) → 大波止交差点 → お旅所(仮宮)
長崎くんち【お下り】を見るオススメの場所を紹介いたします。
市役所通り
お下りに続けて傘鉾パレードも見る事ができるので一番オススメです。
県庁坂〜大波止交差点
仮宮であるお旅所へ三基の神輿が駆け抜けていくのは見応えありますよ。

お下りに続いて傘鉾パレード!
お上り(9日)のルートとオススメの場所
お上り
長崎くんち <長崎伝統芸能振興会>
お旅所の仮宮から諏訪神社の本宮へ、三基の御神輿がもどります。
県庁坂や諏訪神社の石段を一気に駆け上がるその姿は迫力があり、くんちのフィナーレを勇壮に飾ります。
10月9日(後日)
お上りは13時にお旅所(仮宮)を出発いたします。
お旅所(仮宮) → 旧県庁前(休憩) → 築町 → 鉄橋 → 浜市アーケード → 鍛冶屋町 → 銀屋町(休憩) → 中通り → 伊勢町 → 馬町(休憩) → 諏訪神社(本宮)

お下りとはルートが全く違いますのでご注意ください。
どこに行っても人は多いのですが長崎くんち【お上り】を見るオススメの場所を紹介いたします。
大波止交差点〜県庁坂
人は多いのですが一番無難な場所とも言えます。
諏訪神社
長坂全体が見える場所
諏訪神社(桟敷席)
100円で桟敷席から見る事ができるようですが、非常に競争率が高いため長い時間を待つ事になるかも知れません。
傘鉾パレード

傘鉾パレード
長崎くんち <長崎伝統芸能振興会>
その年の踊町の傘鉾がお下りの行列に続いてパレードします。100キロ以上ある傘鉾が一斉に回る様子は力強く、「モッテコーイ」「フトウマワレ」の声が掛かります。
10月7日(前日)は各踊町の傘鉾が桜町小学校前から(旧)市役所前を通り(旧)県庁前までをパレードいたします。
前日は長崎くんちにおいて「まえび」と読みます。
長崎市役所は桜町から魚の町へ。
長崎県庁は江戸町から尾上町へ。
共に引っ越しをされて市役所通りや県庁坂と呼ばれていた通りも少し寂しい感じがしますね。

傘鉾は棟梁さんの旗に従い移動してくのですが、100キロ以上ある傘鉾を一人でずーっと担ぎ上げているのは凄すぎますよね。
傘鉾パレードを見る事ができる日時と回す場所
日程 | 10月7日(前日) |
時間 | 13時30分頃(お下りは13時開始) |
傘鉾を回す場所は3ヶ所あり長崎市消防局前・住友生命ビル前・(旧)県警本部前となっております。
傘鉾パレードは7日(前日)しか見る事ができませんのでお見逃しなく!

10月7日の13時30分頃です。
流鏑馬神事

前日(まえび)の「お下り」前に諏訪神社の境内中庭にて流鏑馬神事が奉納されるのをご存知でしょうか。
日程 | 10月7日(前日) |
時間 | 11時30分〜(お下りは13時開始) |
場所 | 諏訪神社(境内中庭) |
掲載しております写真は令和5年9月23日(土)リハーサルの際に撮影したものになります。

流鏑馬神事のお馬さんは2頭で茶色が「マロン」で白色が「シロ」でどちらも大人しいお馬さんです。
乗馬して駆け抜けながら的を射抜く姿は鳥肌立つくらい格好いいので見に行かれてはいかがでしょうか。

7日(前日)はいろいろあるよ。