長崎県大村市の静かな山あいに位置する「みやざき園(みやざき藤園)」は、春の訪れとともに圧倒的な花の色彩に包まれる私設庭園です。
個人の方が丹精込めて作り上げたこの園内には、頭上を埋め尽くすフジの花と、足元から力強く伸びるルピナスが同時に咲き誇り、訪れる人々を魅了しています。
園内には縁起物のフクロウの置物や歴史を感じさせる石臼が配されており、植物の美しさと和の風情が融合した独特の世界観を楽しむことができます。
本記事は状況に応じて写真の差し替えおよび文章の加筆修正が行われます。
みやざき園はフジとルピナスの圧倒的な色彩美が最大の魅力

みやざき園を訪れる最大の理由は、視界のすべてが花で満たされる圧倒的な没入感にあります。
頭上には約15種類ものフジがカーテンのように垂れ下がり、地上には「昇り藤」や「逆さフジ」の異名を持つカラフルなルピナスが所狭しと咲き誇っています。
上下から挟み込まれるような花の競演は他ではなかなか見ることができず、春の長崎を代表する絶景スポットといえます。
園主のこだわりが詰まった配置によって、どこを切り取っても絵になる空間が完成されています。
みやざき園の藤は品種によって早咲きと遅咲きがありますが、福地山、長崎一才、白花美短(シロカピタン)、黒龍、香り、三尺、口紅、本紅、羽衣錦、八重黒龍、野田白など約15種の藤(ふじ)を見る事ができます。
上下に広がる二種類の「フジ」が織りなす立体的な景観の理由

これほどまでに人々を圧倒する理由は、フジとルピナスの開花時期が重なり、立体的な景観を作り出しているからです。
一般的な藤園は頭上のフジ棚が主役ですが、みやざき園では足元にルピナスを配置することで、視線が上下に分散され、空間全体が花の色で塗りつぶされたような感覚を与えます。

ルピナスは別名「昇り藤」や「逆さ藤」と言われており、藤を逆さまにしたような感じが「ふじ園」にピッタリな感じがしますね。
ルピナス属は、マメ科の属の1つ。ルピナスの名はオオカミに由来し、吸肥力が非常に強い特徴を貪欲な狼にたとえたものである。和名はハウチワマメ属。根生葉が掌状複葉であることから付けられた。また、花の様子がフジに似ており、花が下から咲き上がるため、ノボリフジとも呼ばれる。
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また、みやざき園の至る所で見る事ができる、無機質な石臼や可愛らしいフクロウの置物がアクセントとなり、単なる植物園ではない、個人の庭園ならではの温かみと遊び心が調和していることも、居心地の良さを生む大きな要因となっています。
フジの甘い香りとハチの羽音が響くみやざき園

実際に園内に足を踏み入れると、まずはフジの濃厚で甘い香りに包まれます。

満開の時期には、蜜を求めてクマバチやミツバチが忙しく飛び回り、その羽音がBGMのように響き渡ります。
クマバチは体が大きいですが性格は非常に温厚で、フジの受粉を助ける大切なパートナーとして園の風景に溶け込んでいます。
また、通路沿いに並べられた数多くの石臼を眺めながら歩くと、その質感と柔らかな花びらのコントラストが美しく、写真撮影に夢中になる来園者が後を絶ちません。
みやざき園は藤(フジ)とルピナスの名所

長崎で春の風情を存分に味わいたいのであれば、みやざき園は外せない名所です。
フジの優雅な垂れ下がりと、ルピナスの力強い立ち姿、そしてそれらを見守るフクロウの置物たちが作る景色は、一度体験すると忘れられない思い出になります。
個人庭園だからこその丁寧な手入れと、四季の移ろいを感じさせる演出をぜひ現地で体感してください。
特に4月中旬から下旬にかけての見頃の時期は、日常を忘れるほどの鮮やかな景色が待っているはずです。
公共交通機関より車での訪問がスムーズ

みやざき園(みやざき藤園)は、長崎県大村市の山あいに位置しており、周囲はのどかな田園風景に囲まれています。
長崎自動車道「大村IC」から約10分、または「木場スマートIC」から約15分程度で到着します。
カーナビを利用する際は、住所(大村市東大村1丁目1880-50)を入力するか、隣接する有名な「松本ツツジ園」を目印に設定するとスムーズです。
園の入り口付近に専用の駐車スペースが確保されています。
ただし、一部の進入路が未舗装の砂利道であったり、道幅が狭くなっていたりする箇所があるため、対向車に注意しながらゆっくりと走行してください。
歩きやすい靴とハチへの理解が重要

個人の方が大切に育てられている庭園を安全に楽しむために、以下の点に留意して訪問しましょう。
園内は自然の地形を活かした斜面が多く、通路には砂利が敷かれています。石臼などの段差もあるため、ヒールやサンダルではなく、履き慣れたスニーカーなどの歩きやすい靴で行くのがベストです。
フジの開花期には、蜜を求めて多くのクマバチが飛び交います。
彼らはフジの受粉を助ける非常に温厚な性格のハチで、こちらから捕まえたり刺激したりしない限り、刺してくることはまずありません。
大きな羽音に驚いて手で振り払ったりせず、静かに見守りながら散策を楽しみましょう。
開花状況により、管理協力金としての入園料(通常500円〜600円程度)が必要となります。
また、私設の庭園ですので、植物を折ったり持ち帰ったりすることは厳禁です。
すぐ近くには「松本ツツジ園」があり、時期が重なればツツジやネモフィラも同時に楽しめます。
両園の間は徒歩で移動できる距離ですので、時間に余裕を持って両方の絶景を堪能するのがおすすめです。
\フジとルピナスの名所/
みやざき園で藤(フジ)とルピナスが見頃を迎える頃、お隣さんの「松本ツツジ園」のツツジとネモフィラも楽しめるかも知れません。
絶景のツツジとネモフィラを見る事ができる「松本ツツジ園」の記事は以下より御覧いただけます。

