食品スーパーにおいて早朝品出しの仕事はスピードと正確性が大切です。
何故かというと開店時間までに在庫や当日入荷分を並べて綺麗かつ清潔な状態でお客さまをお迎えする必要があるわけです。
本記事では早朝品出しが遅い人の特徴と改善するためのポイントを解説いたします。
品出しが遅いと言われてくやしい!
理由があるはずです。
早朝品出しにおいて動きが遅い人の特徴
品出しにおいて動きが遅い人の特徴は以下の5点のいずれかに当てはまる方がほとんどです。
一生懸命やっているけど他の人と比べて動きが遅いと思っている方はチェックしてみてくださいね。
一つづつ解説していきます。
目についた商品から順番に出している
目についた商品を行き当たりばったりで品出しするから優先順位がわかっていない。
商品をどういった順番で出していくのか完結までの一連の流れが見えていないので必然的に遅くなります。
動きが遅い人はひとつの商品だけを持ってウロウロされている事が多いのです。
同じ系統の商品をまとめて作業台車に乗せておくと移動距離も少なくてすみますし足も疲れません。
無駄な動きをする必要がないように品出しする場所ごとに商品を仕分けしておく事が大事になります。
同系統の商品でまとめる。
両手を使っていない
両手を使っていない=片手がサボっていると言う事ではなく両手を同時に使って効率よく品出しをする事が大事になります。
2リットルのペットボトル飲料を例に說明してみます。
普通そうに思えますが、上記が品出しが遅い人の特徴になります。
両手で1本づつ取り同時に出せるようになると作業効率が良くなるわけですね。
品出しの量が多ければ多いほど他の人との作業時間に大きな差がうまれてきます。
2倍くらいの差がでます。
商品を補充する時に一点しか見ていない
商品を陳列場所にただ補充するのは誰にでもできますが、補充している間にその周辺を幅広く見てみる事が大事になります。
出す商品と出さない商品を瞬時にチェックする事で、少しでも時間短縮になるようにします。
以下が一連の流れになります。
- ダンボール(箱)を開封する。
- 補充する商品のパッケージとJANコードの下3桁を確認。
- プライスカードのJANコードの下3桁を確認して一致しているか確認。
- 補充している間に周辺を見て出せる商品と出せない商品を少しでも把握する。
ココまでが約15秒でひとつの商品を全て出し終わるまでが約1分といった感じです。
出し間違えたら大変…
商品の前出しをキレイにするだけだと思っている
商品が売れていくとその場所はスカスカ状態になりますよね。
前出しは日付チェックや奥に埋もれた商品を手前に出してキレイにするだけではありません。
品出しをする方にとっては前出しは商品の場所を把握するための非常に大事な仕事だと言うことを忘れてはいけません。
商品の場所を覚える事は品出しのスピードに大きな違いが生まれます。
1〜2日程度では効果を実感することは出来ませんが日々の積み重ねが作業のスピードアップに繋がります。
キレイにしながら場所も覚える。
ゴミ(ダンボール・ビニール・紙)の管理が出来ていない
品出しをやっていると大量のゴミ(ダンボール・ビニール・紙)が出ます。
ゴミの管理がしっかりと出来ていると快適に品出しをする事ができますよ。
上記のような場合ですと作業効率が下がり時間がかかるだけなのですね。
一つづつ説明していきます。
空になったダンボールを床に放置
ダンボールは作業台車の下にまとめておく。
または作業の邪魔にならない場所にダンボールカート(ビッグカート)を置いておくとスムーズに作業ができます。
ビニールと紙の分別が適当
面倒だからと言って、折り畳みコンテナ(折りコン)1ケースにビニールと紙をごちゃ混ぜ状態で入れておくと後始末が大変ですよね。
最初から折りコン2ケースでビニール用と紙用で準備してはどうでしょうか?
後片付けがとっても楽になります。
早朝品出しにおいて動きが速い人の特徴
動作が遅い人の5つのポイントを紹介してまいりましたが、逆に速い人とはどのような感じなのか紹介します。
売り場の把握
食品スーパーと言うのは商品の入荷状況などにより売り場の状況が頻繁に変わるものです。
作業前に売り場全体の陳列棚および平台コーナーの状況を確認して、出すべき物・出す必要がない物を把握しているため無駄な動きが一切ありません。
常に次の手を考えている
品出しは商品を出すのが主な仕事ですが、意外にも頭を使う仕事なのです。
陳列棚や平台コーナーに補充できる数・見栄えの良い陳列・賞味期限など常に頭の中で考えています。
このように常に考えながら動いている人は動作が非常に速い傾向にあります。
後は何においても向上心を持たれているのが大きな特徴ではないでしょうか。
ココまで早朝品出しが遅い人の特徴と改善するためのポイントを解説してきました。
今では人に教える立場として品出しをやっていますが、そんな私も新人の頃は毎日のように遅いと言われ続けてきたんですよ。