スーパーでの早朝品出し(食品)ってどんなお仕事か気になりませんか?
まず最初に思いつく事といえば「キツそう」や「朝が早そう」ですよね。
興味はあるけど中々踏み出せないという方のお悩み解決になるような記事を書いています。
お店によって仕事内容に多少のバラツキはあるかと思いますが、最後までお読みになって少しでも参考にしていただければ幸いです。

早朝品出し(食品)ってキツいのかな?
- 大手スーパーで早朝品出し(食品)として勤務
- 早朝品出し(食品)として勤続6年以上
- 各売り場の品出しは一通り経験済み
早朝品出し(食品)はキツい?キツくない?

早朝の品出しのお仕事は「キツそう」や「朝起きられるか心配」など様々な不安はあると思います。
早朝品出しのお仕事はキツそう
スーパーの品出し(食品)は楽だと言う声もありますが本当なのでしょうか。
いきなり結論となりますが早朝の品出しはキツいですし中々のハードワークだと思っています。
品出しの作業内容自体は難しくないのですが、常に動き回っておりボーっと突っ立ってたり座っていたりしている暇はまったくなく開店前に作業する早朝の品出し(食品)は別物となっています。
とくに売出し日や繁忙期(お盆・クリスマス・年末年始)などは普段の1.5倍~2倍近く商品が入荷するため全力で作業しないと開店までに間に合わない事もありえます。
また台風接近や大雪予報などが出ている日の前日はカップ麺・パックごはん・飲料などの商品が普段の2倍ほど入荷して大変な事になります。

たまに暇な日もあります。
また身体的なところですと腰・足・肘・手などに負担がかかり痛くなりやすいです。
年配の方などはコルセットを付けられて作業されている場合もあります。

日々のメンテが大事よね…
開店までに商品を出して清潔な状態でお客さまをお迎えするのが早朝品出しのお仕事です。
早朝品出しの方々がいるからこそ、お店を開店して営業できるわけですね。
まさに縁の下の力持ちです。
朝起きられるか不安
早朝品出しのお仕事をされるのでしたら早寝早起きの生活が必須となるため夜に友達と遊びに行くといった事がやりづらくなります。
そういう点では覚悟を決めなくてはいけませんね。
世間が寝しずまっている時間帯に起きて出勤の準備をしないといけませんし、家族と生活している場合は家族の理解を得る事も大事になります。
わたしが心がけている事をご紹介いたします。
- 目覚ましが鳴ったらすぐに起きて顔を洗う
- 疲れていてもキツくても言葉には出さない
目覚ましが鳴ったらすぐに起きて顔を洗う。
あと5分だけ!10分だけ!を繰り返と寝坊する可能性がありますので、起きてすぐに洗面所へ向かうようにしています。

5分や10分延長しても何も変わりません。
疲れていてもキツくても言葉には出さない。
日常的に「疲れた」や「キツい」などの言葉を口癖のように使われている方は普段からダルそうです。
そう言った言葉は心身に影響がでやすくなると思っていますので使わないようにしています。
実践できるようになると朝のキツさなどはなくなりますので試してみてくださいね。

すっかり日常になりました。
早朝品出し(食品)の仕事内容は?

- 朝礼
- 在庫引き込み
- 売り場へ届いた荷物を仕分け
- 売り場で商品の補充
- 売り場に散乱したダンボールやカート・カゴ車の片付け
- 売り場の商品の前出し
一つづつ說明していきますね。
朝礼
作業をはじめる前に早朝品出しのメンバー全員で朝礼があります。
朝礼で連絡事項などを確認して誰さんは加工食品、誰さんは飲料など担当が振り分けられます。
在庫引き込み
バックヤードには前日までの在庫(冷蔵商品・冷凍商品・常温商品)がいろいろあるんですね。
冷蔵商品(牛乳・豆腐・納豆・チーズ・ピザなど)
冷凍商品(アイスなど)
常温商品(卵・パン・コンニャクなど)
それぞれの在庫がカートに乗せられているので各売り場まで運ぶ必要があります。
売り場へ届いた荷物を仕分け
朝一番で届いた荷物(当日入荷分)を各売り場でスムーズに補充出来るように仕分けをする必要があります。
仕分けをしっかりするかどうかで作業時間に大きな差が出るので、とっても大事な仕事なんですよ。
売り場で商品の補充
早朝品出しの一番のメインとも言える仕事になります。
在庫の商品から補充してから当日入荷分の商品を補充していきます。
慣れていないと商品を補充する場所が分からなくて大変ですが、慣れてくるとサクサクと補充出来て楽しくなります。
売り場に散乱したダンボールやカート・カゴ車の片付け
空になったカゴ車、何も乗っていないカート、補充し終わった空のダンボールなどが大量に出ます。
開店時に店内にダンボールやカートが放置されているとお客さまに迷惑がかかるので、開店時間までに全て片付ける必要があります。
売り場の商品の前出し
前出しとは商品棚の商品を手前に出す事で、お店によっては「前陳」と呼ぶ事もあります。
手前にある商品が沢山売れると無駄な空間が出来て、商品自体が見えづらくなり取りづらくなります。
前出しをしっかりしないと古い商品が棚の奥に放置され、誰も気付かず最悪の場合は賞味期限切れが発生する事となります。

ここまでが早朝品出し(食品)の仕事の流れです。
持ってて良かった!早朝品出しの7つ道具

早朝品出しにおいて、滑り止め付き手袋・ダンボール開封カッター・ノック式マジック・ボールペン・水筒・メモ帳・印鑑(シャチハタ)の7つ道具は所持しておくと安心です。
7つ道具の中でも特に使用頻度の高い、滑り止め付き手袋・ダンボール開封カッター・ノック式マジックについてご紹介いたします。
滑り止め付きの手袋
手荒れ防止や補充の際に商品を落とさないように滑り止め付きの手袋をオススメいたします。
100円ショップで売られている手袋は耐久性がなくすぐに穴が開くので、ワークマンやホームセンターなどで販売されている100円手袋をオススメします。
新品の手袋は非常に臭いため使用される前に石鹸などで洗って天日干しされると良いですよ。

ほんと臭いです。
ダンボール開封カッター
商品自体を傷つけにくいダンボール開封カッター(オープナー)がオススメとなります。
店舗によってカッターの所持自体が禁止の場合もありますので必ず確認されるようにしてください。
一般的なカッターの場合は刃を取り除いた状態で使用する事もあります。
ノック式マジック
商品が入っているダンボールに日付を書くためにマジックを使用いたします。
在庫と当日入荷商品の日付が一目でわかり他の方でも作業がしやすくなるメリットがあります。
キャップ付きのマジックは作業効率が下がるので片手で出し入れができるノック式のマジックがオススメです。
早朝品出しの疑問(男女比と年齢層・服装・休憩時間・レジ打ち)
早朝品出しの疑問(男女比と年齢層・服装・休憩時間・レジ打ち)についてご紹介いたします。
男女比と年齢層
わたしの職場では男性が4割で女性が6割となっており女性の方が多く、10代の大学生から前職で定年を迎えられた60代以上の方まで様々な年代の方が早朝にお仕事をされています。
また子育て中の女性や子育てが一段落された女性も元気に頑張っておられます。
力仕事もかなり多いのですがコツをつかみ慣れてしまえば何も問題はありません。
服装
服装についてはラフかつ派手でなければ基本的に自由となっておりエプロンを付けているだけです。
夏場はポロシャツで冬場はフリースなどを着られている方が多いです。

ジーンズ・スカート・Tシャツは禁止でした。
休憩時間
スーパーの早朝品出しは開店するまでに商品を準備してお客さまをお迎えするまでの仕事です。
休んでいる暇はないため休憩時間はありません。
開店後も引き続き勤務される方は契約時間に応じて休憩時間はあるかと思います。

水分補給などは自由です。
レジ打ち
早朝品出しの方は開店時間までのお仕事ですのでレジ打ちをする事はありません。
お店によってはレジ打ちを兼任する場合もあるようですので気になる場合は面接の時にしっかりと確認されておくと安心です。

レジは苦手なの…
スーパーで早朝品出し(食品)のまとめ
どんなお仕事でも同じですがヤル気さえあれば何とでもなるものです。
早朝の品出し(食品)に求められるのはスピードと正確さと体力です。
夏場は暑い!冬場は寒い!朝起きられない!など最初の頃はキツいと感じると思いますが最低3ヶ月は続けて欲しいものです。
そこさえ乗り越える事が出来ると長く続けられると思います。
最後に新人さんが良く言われる言葉がありますのでご紹介いたします。
- 思ってたのと違いました…
- こんなに大変だとは思いませんでした…

わたしも同じ言葉を言った事があります。
女性の方でしたが汗をかきながら一生懸命頑張ったからこその発言なのでしょう。
率直な気持ちを伝えてくれたからこそ今後もサポートをして助けてあげたいと思っています。
この方は今でも頑張っておられます(むしろ楽しそうです)。

早朝品出しはキツくて大変ですが慣れると楽しいお仕事です。