スーパーでの早朝品出し(食品)ってどんなお仕事か気になりませんか?
まず最初に思いつく事といえば「キツそう」や「朝が早そう」ですよね。
興味はあるけど中々踏み出せないという方のお悩み解決になるような記事を書いています。
お店によって仕事内容に多少のバラツキはあるかと思いますが、最後までお読みになって少しでも参考にしていただければ幸いです。

早朝品出し(食品)ってキツいのかな?
早朝品出しはキツい?キツくない?

食品スーパーで早朝品出しの仕事と言うとお客さんがいない店内で黙々と商品を出していくイメージをされている方も多いと思いますが、中にはキツいと感じている方もいるようです。
キツいと感じるかは以下の2つを克服出来るかどうかにかかっています。
体力と時間の勝負
食品スーパーで品出しの仕事は楽だと言う声もありますが本当なのでしょうか。
品出しの作業内容自体は難しくないのですが、早朝品出しは開店時間までに在庫および当日入荷分の商品を陳列し、清潔な状態でお客様を迎える必要があるため、常に動き回っておりボーっと突っ立ってたり座っていたりしている暇は全くなく営業時間中の品出しとは別物となっています。
とくに売出し日や繁忙期(お盆・クリスマス・年末年始)などは普段の1.5倍~2倍近く商品が入荷するため全力で作業しないと開店までに間に合わない事もありえます。
また台風接近や大雪予報などが出ている日の前日はカップ麺・パックごはん・飲料などの商品が普段の2倍ほど入荷して大変な事になります。
体力と時間の勝負と書いていますが、男性女性問わず幅広い世代の方が活躍している職場です。

ヤル気が大事!
早寝早起き
早朝品出しの仕事をされるのでしたら早寝早起きの生活が必須となるため夜に友達と遊びに行くといった事がやりづらくなります。
そういう点では覚悟を決めなくてはいけませんね。
世間が寝しずまっている時間帯に起きて出勤の準備をしないといけませんし、家族と生活している場合は家族の理解を得る事も大事になります。
わたしが心がけている事を紹介します。
目覚ましが鳴ったらすぐに起きて顔を洗う
あと5分だけ!10分だけ!を繰り返と寝坊する可能性がありますので、起きてすぐに洗面所へ向かうようにしています。
疲れていてもキツくても言葉には出さない
日常的に「疲れた」や「キツい」などの言葉を口癖のように使われている方は普段からダルそうですし行動にも良くあらわれています。
そう言ったネガティブな言葉は心身に影響がでやすくなると思っていますので使わないようにしています。
実践できるようになると朝のキツさなどはなくなりますので試してみてくださいね。
開店までに商品を出して清潔な状態でお客様をお迎えするのが早朝品出しの仕事です。
早朝品出しの方々がいるからこそ、開店して営業できるわけですから素晴らしい仕事ですよね!

まさに縁の下の力持ち!
早朝品出しの仕事内容は?

食品スーパーにおいて早朝の品出しとはどのような感じなのか紹介します。
- 在庫引き込み
- 当日入荷分を仕分け
- 商品の補充・陳列
- カゴ車・カート・ゴミの片付け
- 商品の前出し
一つづつ說明していきます。
1.在庫引き込み
店舗のバックヤードには在庫(冷蔵商品・冷凍商品・常温商品)がいろいろあります。
冷蔵商品(牛乳・豆腐・納豆・チーズ・ピザなど)
冷凍商品(アイスなど)
常温商品(卵・パン・コンニャクなど)
それぞれの在庫がカートに乗せられているので各売り場まで運ぶ必要があります。
2.当日入荷分を仕分け
朝一番で届いた荷物(当日入荷分)を各売り場でスムーズに補充出来るようカテゴリ毎に仕分けをする必要があります。
仕分けがしっかり出来ているかどうかで作業時間に大きな差が出るので、非常に大事な作業となります。
3.商品の補充・陳列
早朝品出しの一番のメインとも言える仕事になります。
在庫の商品から補充してから当日入荷分の商品を補充していきます。
慣れていないと商品を補充する場所が分からなくて大変ですが、慣れてくるとサクサクと補充出来て楽しくなります。
4.カゴ車・カート・ゴミの片付け
空になったカゴ車、何も乗っていないカート、補充し終わった空のダンボールなどが大量に出ます。
開店時に店内にダンボールやカートが放置されているとお客さまに迷惑がかかるので、開店時間までに全て片付ける必要があります。
5.商品の前出し
前出しとは商品棚の商品を手前に出す事で、お店によっては「前陳」と呼ぶ事もあります。
手前にある商品が沢山売れると無駄な空間が出来て、商品自体が見えづらくなり取りづらくなります。
前出しをしっかりしないと古い商品が棚の奥に放置され、誰も気付かず最悪の場合は賞味期限切れが発生する事となります。
持ってて良かった!早朝品出しの7つ道具

早朝品出しにおいて、滑り止め付き手袋・ダンボール開封カッター・ノック式マジック・ボールペン・水筒・メモ帳・印鑑(シャチハタ)の7つ道具は所持しておくと安心です。
7つ道具の中でも特に使用頻度の高い、滑り止め付き手袋・ダンボール開封カッター・ノック式マジックについてご紹介いたします。
滑り止め付きの手袋
手荒れ防止や補充の際に商品を落とさないように滑り止め付きの手袋をオススメいたします。
100円ショップで売られている手袋は耐久性がなくすぐに穴が開くので、ワークマンやホームセンターなどで販売されている100円手袋をオススメします。
弁当や惣菜コーナーでは使用が禁止されている事もあります。
新品の手袋は非常に臭いため使用される前に石鹸などで洗って天日干しされると良いですよ。

ほんと臭い…
ダンボール開封カッター
商品自体を傷つけにくいダンボール開封カッター(オープナー)がオススメとなります。
OLFA(オルファ)から発売されているカイコーンで段ボール・PPバンド・ストレッチフィルムまで対応出来るため非常に便利です。
店舗によってカッターの所持自体が禁止の場合もありますので必ず確認されるようにしてください。
一般的なカッターの場合は刃を取り除いた状態で使用する事もあります。
ノック式マジック
商品が入っているダンボールに日付を書くためにマジックを使用いたします。
在庫と当日入荷商品の日付が一目でわかり他の方でも作業がしやすくなるメリットがあります。
キャップ付きのマジックは作業効率が下がるので片手で出し入れができるノック式のマジックがオススメです。
早朝品出しの疑問

早朝品出しの疑問(男女比と年齢層・服装・休憩時間・レジ打ち)について紹介いたします。
男女比と年齢層
わたしの職場では男性が4割で女性が6割となっており女性の方が多く、10代の大学生から前職で定年を迎えられた60代以上の方まで様々な年代の方が早朝にお仕事をされています。
また子育て中の女性や子育てが一段落された女性も元気に頑張っておられます。
力仕事もかなり多いのですがコツをつかみ慣れてしまえば何も問題はありません。
服装
服装についてはラフかつ派手でなければ基本的に自由となっておりエプロンを付けているだけです。
夏場はポロシャツで冬場はフリースなどを着られている方が多いです。

ジーンズ・スカート・Tシャツは禁止です
休憩時間
スーパーの早朝品出しは開店するまでに商品を準備してお客さまをお迎えするまでの仕事です。
休んでいる暇はないため休憩時間はありません。
開店後も引き続き勤務される方は契約時間に応じて休憩時間はあります。

水分補給などは自由です
レジ打ち
早朝品出しの方は開店時間までのお仕事ですのでレジ打ちをする事はありません。
お店によってはレジ打ちを兼任する場合もあるようですので気になる場合は面接の時にしっかりと確認されておくと安心です。

レジは苦手なの…
どんなお仕事でも同じですがヤル気さえあれば何とでもなるものです。
早朝の品出し(食品)に求められるのはスピードと正確さと体力です。
夏場は暑い!冬場は寒い!朝起きられない!など最初の頃はキツいと感じると思いますが最低3ヶ月は続けて欲しいものです。
そこさえ乗り越える事が出来ると長く続けられると思います。
最後に新人さんが良く言われる言葉がありますのでご紹介いたします。
女性の方ですが汗をかきながら一生懸命頑張ったからこその発言なのでしょう。
率直な気持ちを伝えてくれたからこそ今後もサポートをして助けてあげたいと思っています。
この方は今でも頑張っておられます(むしろ楽しそうです)。