令和5年(2023年)長崎くんちは通常通りの開催が正式に決定いたしました。
長崎くんちの日程は曜日に関係なく10月7日・8日・9日となっており、7日は前日(まえび)・8日は中日(なかび)・9日は後日(あとび)と呼びます。
今年は土・日・月(祝日)となっており曜日に恵まれていますね。
本記事では令和5年(2023年)長崎くんちの当番町(踊町)と年番町・桟敷券と長坂整理券・長崎くんちに関連したイベントなどについてご紹介いたします。
8日(中日)は雨のため八坂神社・中央公園での奉納踊りは中止となり9日(後日)へ順延となりました。
9日(後日)の奉納踊りは、お旅所・諏訪神社・中央公園・八坂神社の4ヶ所となり、雨が降ったとしても庭先回りを含め実施する事が決定いたしました。
雨の影響により奉納踊りの開始時間が1時間繰り下げになりました。
9日(後日)奉納踊りの開始時間は以下の通り(6時20分更新)
お旅所(8時開始)
諏訪神社(9時20分開始)
中央公園(10時30分開始)
八坂神社(11時30分開始)
お上り(13時開始)通常通り
また8日(中日)の庭先回り会場に予定されていた湊公園も中止となりましたが、こちらは順延もありませんのでご注意ください。
これにより庭先回りの予定が大幅に狂う事となり庭先回りスケジュール(チラシ)は全く役に立たなくなりますので「長崎くんちナビ」の利用をオススメいたします。
詳細については長崎くんち<長崎伝統芸能振興会>のお知らせをご確認ください。
9日(後日)は晴れると思います!
令和5年(2023年)の当番町(踊町)
令和5年(2023年)の当番町(踊町)は本石灰町(もとしっくい)・船大工町(ふなだいく)・万屋町(よろずや)・栄町(さかえ)・丸山町(まるやま)・桶屋町(おけや)の6ヶ町となっております。
桶屋町 | 傘鉾・本踊(ほんおどり) |
栄町 | 傘鉾・阿蘭陀万歳(おらんだまんざい) |
万屋町 | 傘鉾・鯨の潮吹き(くじらのしおふき) |
本石灰町 | 傘鉾・御朱印船(ごしゅいんせん) |
船大工町 | 傘鉾・川船(かわふね) |
丸山町 | 傘鉾・本踊(ほんおどり) |
めぐり合わせなので仕方ありませんが令和5年(2023年)は県外の方々にも人気がある龍踊り(じゃおどり)がありません。
ただ龍踊りを見たいという声は非常に多いんですよね。
過去には特別参加(特別出演)として龍踊りが参加した事があります。
3年連続の中止で4年ぶりの開催が決定した令和5年(2023年)長崎くんちは4年ぶりと言う事でもしかしたらサプライズがあるかも知れませんね。
2023年4月19日(水)
特別参加(特別出演)などのサプライズはなく予定通り。
本石灰町・船大工町・万屋町・栄町・丸山町・桶屋町の6ヶ町で決定いたしました。
6月1日(木)の小屋入りから本格的な稽古がはじまります。
令和5年(2023年)の年番町
令和5年(2023年)の年番町は上町・筑後町・元船町・今籠町・鍛冶屋町・油屋町・中町の7ヶ町となっております。
年番町
長崎くんち <長崎伝統芸能振興会>
諏訪神社の1年間の祭事に氏子の代表として関わる。
くんち本番では、諏訪神社やお旅所に詰めて、神事に奉仕するほか、神輿行列の従列人を出すなど、その役割は多岐にわたる。
踊町を務めてから4年後に回ってくる。
年番町とは踊町を務めてから4年後に回ってきて、その年の踊町の世話役(警備や交通整理など多岐にわたる)を務める事になっています。
また7日(お下り)と9日(お上り)の御神輿行列のお供も務めます。
令和5年(2023年)小屋入り
長崎くんちにおいて6月1日は小屋入りの日です。
諏訪神社・八坂神社で清祓いをすませ、いよいよ本格的な稽古に入ります。
午後からは関係先への挨拶回りとなる打込みが行われます。
あいにくの雨模様だったため長崎伝統芸能振興会と年番町への打込みがハマクロス411前へと変更となりました。
どこの踊町も長崎くんちにかける想いが強く気合充分!本番が待ち遠しいです。
通りすがりの修学旅行生や海外の方が拍手してくれて嬉しかった。
令和5年(2023年)場所踏み(稽古)
長崎くんち<長崎伝統芸能振興会>ホームページより場所踏み(稽古)予定表(9月)が発表されています。
現時点で本踊りの桶屋町だけですが稽古場に市役所庁舎前広場が入っていますね。
船回しは出来るのかな…
場所踏みとは奉納場所(諏訪神社・八坂神社・お旅所・中央公園)で立ち位置や流れなどを確認しながら本番さながらの稽古を行います。
8月28日(月)は鈴木市長と長崎伝統芸能振興会役員の方々による踊町への激励訪問が行われました。
場所踏み(稽古)の見学は自由となっておりますが稽古に支障がでるような行為等は禁止となっておりますのでご注意ください。
場所踏み(稽古)スケジュールは天候や踊町の都合により変更される場合がございます。
後述している令和5年(2023年)各踊町のSNSまたは八坂神社の公式Instagramなどでご確認いただければと思います。
長崎くんち本番まで残りわずか。
怪我などなく当日を迎えてほしいものです。
長崎くんちの桟敷券(チケット)
各踊場(諏訪神社・お旅所・八坂神社・中央公園)での観覧は有料となっており、それぞれ販売開始日時・販売方法・観覧料金が異なります。
諏訪神社 | 6月7日(水)7時より(電話は6月9日(金)9時30分より) |
お旅所 | 7月18日(火)13時より |
八坂神社 | 6月12日(月)9時より |
中央公園 | 8月1日(火)10時より |
詳細については以下の長崎くんち <長崎伝統芸能振興会>の観覧券のご案内をご確認ください。
以下では諏訪神社を例にご紹介いたします。
諏訪神社のさじき席は1枡4人掛けのS席(36,000円)・A席(30,000円)・B席(24,000円)・C席(18,000円)となっておりそれぞれ料金が違います。
B席とC席についてはバラ売り販売される事があるため、お一人様の場合ですとかなりお安く諏訪神社のさじき席から観覧する事ができるようになっています。
また当日販売となりますが立見席は1,500円で入る事ができ気軽に踊場の雰囲気を味わう事ができるのでオススメです。
諏訪神社のさじき席が余っているようです。
9月1日(金)時点での確認となりますが諏訪神社のさじき席が余っています。
7日(前日) | B席・C席 |
7日(前日)夕べ | B席・C席 |
9日(後日) | A席・B席・C席 |
B席とC席はバラ売りが開始されていますので狙い目だと思います。
B席のバラ売りは6,000円でC席のバラ売りは4,500円となっております。
諏訪神社の長坂整理券
諏訪神社については有料の桟敷券(チケット)以外に無料で観覧ができる長坂整理券と言うものがあります。
長坂整理券は抽選方式となっており必ず手に入るわけではございませんので予めご了承ください。
また応募期間は令和5年(2023年)7月1日(土)〜7月20日(木)の必着となっておりますのでご注意くださいね。
諏訪神社の長坂整理券に関する記事は以下よりご覧いただけます。
4年ぶりの開催と言う事で今年は非常に競争率が高いかと思いますが長坂での観覧に興味があられる方はご覧になってみてくださいね。
曜日にも恵まれています。
令和5年(2023年)各踊町のSNS
令和5年(2023年)の長崎くんちに出演される各踊町のSNSをご紹介いたします。
現在確認できている踊町は2ヶ町となっています。
長崎くんち「令和5年(2023年)」のイベント
ここでは長崎くんちに関連したイベントをご紹介いたします。
長崎大縁日
屋台はお旅所周辺だけではありません。
江戸町公園・史跡出島の表門橋公園・県庁跡地の一帯で長崎大縁日が開催されます。
表門橋公園と県庁跡地と会場の範囲も広くなり多くの家族連れなどで賑わいそうですね。
LIVEはスマートオブジェクト.が来るようです。
流鏑馬神事
諏訪神社の境内中庭にて流鏑馬神事が4年ぶりに奉納されます。
長崎流鏑馬保存会によると流鏑馬神事の練習は佐賀県にある武雄神社の流鏑馬馬場で行われているそうです。
場所 | 諏訪神社(境内中庭) |
日時 | 2023年10月7日(土)11時30分〜 |
また9月23日(土)にリハーサルと体験会も実施されるとの事です。
9月23日(土)に諏訪神社⛩️境内にて流鏑馬神事リハーサル(11:30〜)、神職の方の乗馬練習、流鏑馬体験会(13:00〜)を行ないます。
— 長崎流鏑馬保存会 (@ngsk_yabusame) September 20, 2023
流鏑馬体験会は参加料1人一回千円(参加記念として流鏑馬クリアファイルを差し上げます)#長崎くんち #流鏑馬神事 #流鏑馬 #流鏑馬体験会 pic.twitter.com/DGgOPzR0JZ
庭見世(庭見せ)で石原和幸さんの庭
世界的な庭園デザイナーである石原和幸さんはエリザベス女王から緑の魔術師と称えられた事でも有名な方です。
そんな石原和幸さんが10月3日(火)の庭見世(庭見せ)で本石灰町(もとしっくいまち)の庭を造られる事がわかりました。
一夜限りの本石灰町の御朱印船の庭がどのようになるのか楽しみですし非常に大きな注目を集めそうですね。
くんち史上最強の庭との事ですので楽しみ!
くんちフレーム切手
2023年9月1日(金)より長崎県内の全郵便局にてくんちフレーム切手(国指定重要無形民族文化財令和5年長崎くんち)が5,000シート限定で販売されます。
くんちフレーム切手は1シート(84円切手10枚)となっており1シート1,500円となっております。
昨年のながさき大くんち展の会場では1,000部が用意されていましたが即完売していましたね。
フレーム切手は毎年大人気です。
くんち三八九年展
例年どおり長崎歴史文化博物館にて、くんち三八九年展が開催されます。
寛永11年(1634年)の開始から今年で389年を迎えるようです。
長崎くんちにおける貴重な資料などを見る事ができますので行かれてみてはいかがでしょうか。
場所 | 長崎歴史文化博物館 |
期間 | 2023年9月2日(土)〜10月15日(日) |
くんち資料展
平野町にある長崎市歴史民俗資料館で衣装・屏風・手ぬぐい・呈上札・花御礼・踊町写真など貴重な品70点を展示したくんち資料展が開催されています。
場所 | 長崎市歴史民族資料館 |
期間 | 2023年8月24日(木)〜10月8日(日) |
長崎くんちFILE2
長崎くんちを愛する市民による公開講座&参加者によるフリーセッションが行われます。
ファイル2となっていますがファイル1は2023年5月26日(金)に開催されました。
公開講座は2ヶ月に1回開かれる予定です。
入場は無料となっていますので興味があられる方は参加してみてはいかがでしょうか。
第1部:10年ぶり今年の出し物
第2部:長崎くんち課題と展望
日時 | 7月28日(金)18時〜20時 |
場所 | 長崎市中央公民館(視聴覚室) |
東京・関東エリアで長年にわたり長崎くんちの伝統や発信の活動をされている“高山美枝子”さんが10年前に撮影・編集された今年の出し物の、小屋入りから庭見世、人数揃い、本場所、庭先廻り、仕舞い踊り、町方や加勢町、旗持の方々を記録した貴重な映像をお楽しみください。
第2部では長崎くんちの今後の課題と展望について意見交換や希望を自由に話し合います。
主催:長崎くんちミュージアム推進会議
長崎県警察による長崎くんち似顔絵展
6月1日の小屋入りに合わせて、鑑識課所属の松尾上級似顔絵捜査官による『長崎くんち 似顔絵展』を開催します。
— 【公式】長崎県警察 (@NPP_kikaku) May 30, 2023
開催場所は、長崎県警察本部、長崎県庁、長崎市役所の各食堂です。土日祝日はお休みです。
各食堂は一般の方もご利用できます。
ぜひ、見に来てください! pic.twitter.com/wvZhpFXoMZ
これは!初めての試みでしょうか?
上級似顔絵捜査官による似顔絵という事でとても興味深いイベントですね。
場所 | 長崎県警警察本部(食堂)、長崎県庁(食堂)、長崎市役所(食堂) |
期間 | 2023年6月1日(木)〜6月30日(金) 各食堂の営業時間内 |
おくんちキューピー
おくんちキューピーが入荷しました。
— 本屋ウニとスカッシュ(ウニスカ) (@unitosquash) August 1, 2023
上段左から順に「世話役さん」「コッコデショ」「コッコデショ(赤頭巾)」「川船」「唐船祭(赤or青)」「龍踊り」「ご座船」です。
ウニスカでは広める力がありませんので、おくんち好きな方にぜひおすすめください。よろしくお願いします。 pic.twitter.com/xgCAWok83e
長崎市中川町にある本屋ウニとスカッシュさんではとっても可愛いおくんちキューピーが発売中!
かなりの人気商品のようです。
本屋ウニとスカッシュさんは蛍茶屋電停のすぐそばにありますので気になった方はいかれてみてはいかがでしょうか。
めちゃ欲しい…
4年ぶりとなる長崎くんち
前回は平成25年(2013年)に出演され、本来であれば令和2年(2020年)に出番を迎えるはずだった踊町の方々。
長崎くんちの奉納踊りは令和2年・令和3年・令和4年と3年連続の中止となったため、実に10年ぶりの出演となるわけですね。
3年という月日は踊町の方々をはじめ根曳(ねびき)・囃子(はやし)として参加される子どもたち・親子で参加される方々にも大きな影響があった事かと思います。
昨年開催された「ながさき大くんち展」は奉納という形ではありませんでしたが、踊町の方々をはじめ長崎くんちを楽しみにしている方々にとっても大きな意味があったはずです。
松が枝国際ターミナルからパレードをしながら出島メッセ長崎へ演し物を搬入されていた踊町の方々・根曳の方々は笑顔で本当に嬉しそうでしたね。
今年は様々な思いがつまった最高の長崎くんちとなるのではないでしょうか。
長崎くんちに関するまとめ記事は以下からご覧いただけます。