前日(まえび)の「お下り」前に諏訪神社の境内中庭にて流鏑馬神事(やぶさめ)が奉納されるのをご存知でしょうか。
長崎の秋の大祭「長崎くんち」の成功と長崎の発展を祈願して、毎年10月7日に諏訪神社の境内中庭で厳かに執り行われるのが「流鏑馬神事」です。
かつて156年間途絶えていた流鏑馬神事が、2013年に奇跡的な復活を遂げました。
本記事は状況に応じて写真の差し替えおよび文章の加筆修正が行われます。
流鏑馬神事の歴史と復活

諏訪神社での流鏑馬神事は古く、弘治元年(1555年)から執り行われていたとされますが、戦国時代に途絶えました。
安政4年(1857年)に諏訪神社が大火で焼失し、能舞台なども失われ流鏑馬の奉納も途絶えてしまいましたが、平成25年(2013年)に156年という長い時を経て流鏑馬神事が復活し、現在では毎年10月7日の長崎くんち(前日)に諏訪神社の境内中庭で奉納が執り行われています。
流鏑馬の復活には、長崎諏訪流鏑馬保存会など多くの人々の尽力があったことが知られています。

神事では、御神幸にお供する奉仕者や馬がまずお祓いを受け、その後「的射の儀」と「流鏑馬」が執り行われます。
射手と馬の息の合った妙技が見どころで、祭りの成功と長崎の発展を祈る重要な役割を担っています。
長崎くんちの歴史と伝統を重んじる地元の方々の情熱が、流鏑馬神事を今に蘇らせたと言えるでしょう。
流鏑馬神事

長崎くんちの成功と長崎の発展を祈願する神事
長崎くんちの流鏑馬神事は、国指定重要無形民俗文化財である鎮西大社諏訪神社の例大祭(長崎くんち)において、祭りの成功と長崎の発展を祈願して執り行われる重要な神事です。
日程:10月7日
時間:11時30分〜(お下りは13時開始)
場所:諏訪神社(境内中庭)

流鏑馬神事では通常の的のほか、的の中央に扇を配置した「仕掛け的」が用いられます。
扇の的を見事射抜くと紙吹雪が華やかに舞い上がり、観客からは大きな拍手と歓声が送られます。

見逃せません!
お下り(おくだり)終了後は、長崎県庁と長崎市役所を訪れ奉納的の奉呈・流鏑馬披露が執り行われます。
長崎県庁(14時45分〜)
長崎市役所(15時25分〜)
10月7日(前日)は各踊町奉納から流鏑馬神事!
そして諏訪・森崎・住吉の御神輿が御旅所(仮宮)へと向かう「お下り」と見所満載です。
本番前リハーサル

的に的中!長崎くんち「流鏑馬神事」に向けた熱のこもったリハーサル
秋の長崎を熱狂の渦に巻き込む「長崎くんち」前日(まえび)の奉納が終わった後に行われる勇壮華麗な流鏑馬神事。
長崎くんち本番を間近に控えるなか、諏訪神社の境内中庭では「長崎流鏑馬保存会」による本番さながらの緊張感と熱気に満ちたリハーサルが行われます。
流鏑馬神事リハーサルでは、射手の姿勢、弓を構える動作、馬上から正確に的を射抜く技術などが入念に確認され、的に矢が吸い込まれるたびに見物人からの拍手と歓声で場が盛り上がります。
また流鏑馬神事リハーサル後は、実際に乗馬して的を射る事ができる流鏑馬体験会(有料)や、本番で神職が乗馬する際の稽古も併せて行われますので、お時間ある方は見学されてみてはいかがでしょうか。
諏訪神社での神事と言う事で厳かなイメージを持たれるかも知れませんが、リハーサルでは射手の方が見物客に手を降ってくれたりと和やかな感じで行われ、長崎流鏑馬保存会の方々の人柄を感じられる良い機会でもあります。
日程:秋分の日(変更の可能性あり)
時間:13時〜
場所:諏訪神社(境内中庭)
流鏑馬神事リハーサル(13時〜)
流鏑馬体験会(13時30分〜)
神職の方の乗馬練習(15時頃)
江戸中期から続く歴史を持ちながらも、一時途絶え2013年に156年ぶりに復活を遂げた流鏑馬神事。
今年の「長崎くんち」でも、再び勇壮な姿を見せてくれることでしょう。
流鏑馬神事やリハーサルについての詳細は「長崎流鏑馬保存会」のSNSで発表されます。
乗馬して駆け抜けながら的を射抜く姿は鳥肌立つくらい格好いいので見に行かれてはいかがでしょうか。
