長崎くんち「庭見せ」楽しむコツと庭見世一覧表

長崎くんち【庭見世(庭見せ)】豪華絢爛な衣装や飾りで踊町は多くの人で賑わいます! 長崎くんち
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長崎に秋の訪れを告げる「長崎くんち」その本番を目前に控え、まち中が熱を帯びる特別な夜があります。毎年10月3日の夕方から行われる伝統行事「庭見世」です。

長崎くんち本番を控えた各踊町の準備の様子や、豪華な衣装や道具を間近で見られる伝統行事は、地元の人にとっても観光客にとっても欠かせない楽しみの一つ。

長崎くんちのプロローグとも言える、庭見世の奥深い魅力を分かりやすく紐解いていきます。

本記事を読んでわかる事
  • 長崎くんちの開幕を告げる「庭見世」の役割
  • まち全体が披露の場になる理由とおもてなしの心
  • 豪華な道具や衣装!インパクト抜群の「御花」など具体的な見どころ
  • 庭見せ?庭見世?違いに込められた意味と散策の楽しみ方

本記事は状況に応じて写真の差し替えおよび文章の加筆修正が行われます。

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長崎くんちの熱気を一足早く体感できる庭見世(にわみせ)

所狭しと御祝の品や衣装などが飾られて見て回るだけでも楽しめます
所狭しと御祝の品や衣装などが飾られて見て回るだけでも楽しめます

長崎くんちを語る上で欠かせないのが、本番直前の10月3日に開催される「庭見世(にわみせ)」です。

10月3日の夕刻から各踊町の家々では、表格子をはずし木戸口を開放するなどして、家の中や庭園を道行く人に見せる。表通りに面した店舗などに傘鉾をはじめ演し物の曳物や衣装、小道具、楽器などを分散して飾るほか、出演者に贈られたお祝品を所狭しと並べて、ご披露する。

長崎くんち <長崎伝統芸能振興会>

その年の出番を迎えた「踊町(おどりちょう)」が「くんちの準備がすべて整いました」とまちの内外にお披露目する、最高に華やかな前夜祭のようなもの。

長崎くんちの厳しかった稽古もおわり準備も整ったうえで、傘鉾や演し物・衣装・楽器・お祝いの品などを所狭しと並べて町行く人々に披露いたします。

簡単に言うと…

長崎くんちの展示会

普段は物静かな通りも、庭見世の日の夕方以降は多くの人が行き交います。

今ではマンションの乱立により旧家等の庭を見せるところも少なくなり、まちにある公園や広場などで一斉展示をおこなう踊町が多くなりました。

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庭見世は準備万端を告げる「お披露目」の舞台

庭見世は準備万端を告げる「お披露目」の舞台

長崎くんち本番前に大がかりな準備をしてまで家々を開放するのは、長崎が歩んできた文化と、まちの人々の誇りがあります。

庭見世は、出演者やまちの住民が、これまで積み重ねてきた厳しい稽古や準備が「万全であること」を披露する場です。

まちの宝である道具や衣装を磨き上げ、最高に粋な形でディスプレイして見てもらう。

それは長崎人のサービス精神の現れでもあり、同時にまちの団結力を示す大切な行事でもあります。お披露目を済ませることで、まち全体が一つになり本番への士気が最高潮に高まっていくのです。

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職人技の極致から豪華な祝い品まで!庭見世の見どころ

樺島町のコッコデショ
樺島町のコッコデショ

庭見世では普段は見る事ができない特別な展示が盛りだくさんです。庭見世散策の際に注目すべき3つのポイントを紹介します。


1.傘鉾・演し物・衣装の鑑賞

飾り物の鑑賞

庭見世の魅力は、何と言っても各踊町が趣向を凝らした演し物や傘鉾の展示です。

10月3日夕方からは、各踊町で豪華絢爛な傘鉾や曳物、色鮮やかな衣装などを間近で見ることができます。


2.御花(お祝いの品々)の展示

御花(お祝いの品々)の展示

各踊町の店舗や広場等では、地域の人々から贈られた趣向を凝らしたお祝いの品が並び、見る人を楽しませます。

御花(お祝いの品)も様々で、鮮魚・果物・飲み物・お米・おもちゃ・菓子・御祝儀袋などが飾ってあるため見て回るだけでも楽しいです。

そんな中でも真鯛・伊勢海老・アワビ・サザエ・クエ・カジキ・大きな栗饅頭などはインパクト抜群。

長崎らしく華やかな「桃カステラ」なども並び、そのスケールの大きさに驚かされます。


3.各踊町のまち歩き

各踊町のまち歩き

各踊町が展示会場となり、まち全体がお祭りムードに包まれます。

普段は物静かな通りも、庭見世の日は多くの人が行き交います。

多くの人が行き交う中を歩くのも庭見世の醍醐味です。

庭見世(庭見せ)表記に隠された粋な心

庭見世(にわみせ)では宗和台に栗・桃饅頭・柿・ザクロなどが飾られます
庭見世(にわみせ)では宗和台に栗・桃饅頭・柿・ザクロなどが飾られます

公式パンフレットなどでは「庭見世」と書かれることが多いですが、看板などでは「庭見せ」という表記も見かけます。

実はこの2つの漢字、どちらもこの行事の本質を見事に表しているようです。

「お店」を意味する「世」を使うのは、豪華な道具や御花を、まるで一流店のディスプレイのように美しく並べて披露する空間そのものを指しているから。一方で、動詞の「見せ」を使うのは、普段は見られない商家の見事な奥庭や床の間のしつらえを、まちの人々に「どうぞご覧ください」と見せる行為そのものにスポットが当たっているからです。

空間の美しさを愛でるか、もてなしの行動を愛でるか――

そんな背景を知ってからまちを歩くと、長崎の人々が何百年も守ってきた伝統の重みがじんわりと伝わってきます。

今年の10月3日は、ぜひその粋な世界観を体感しに、踊町へ足を運んでみてくださいね!


長崎くんちの「庭見世(にわみせ)」は年に一度、わずか4〜5時間ほどしか披露されないため、豪華絢爛な衣装や御花(お祝いの品々)を全て見て回るのは大変です。

限られた時間の中で、各踊町が披露する衣装、小道具、そして御花(お祝いの品々)を見て楽しむためには、事前にどの踊町から順番に巡るか計画を立てておくのがオススメです。

庭見世を効率よく見る方法はただひとつ。

長崎くんち<長崎伝統芸能振興会>より発表される庭見世一覧表を見て計画を立てましょう。

9月下旬に長崎くんち<長崎伝統芸能振興会>より庭見世一覧表が発表され場所・住所・展示物・開始時間・連絡先が判明します。

展示がある場所はあらかじめグーグルマップ等で調べて、どのような順番で見て回るか決めておくと安心です。

庭見世が混雑する時間帯は例年20時前後となっており、行列が出来そうな場所(料亭・老舗・旧家・観光施設)などは、優先順位を上げて夕方の早い時間帯に見て回るのがポイントです。

庭見世一覧表は要チェック!

長崎市立図書館で行われた興善町の庭見世
長崎市立図書館で行われた興善町の庭見世

庭見世の展示場所や連絡先などの詳細がわかる「庭見世一覧表」は、長崎伝統芸能振興会より9月末に発表されます。

令和7年(2025年)

画像引用:長崎伝統芸能振興会
画像引用:長崎伝統芸能振興会

令和7年(2025年)庭見世一覧表は、長崎伝統芸能振興会より発表後に掲載予定となります。

  • 西古川町櫓太鼓・本踊
  • 新大工町「詩舞・曳壇尻」
  • 諏訪町「龍踊」
  • 榎津町「川船」
  • 賑町「大漁万祝恵比寿船」
  • 新橋町「本踊・阿蘭陀万歳」

令和7年(2025年)9月26日(金)庭見世一覧表が長崎伝統芸能振興会より発表されました。

全踊町を見られる場合は、新橋町の傘鉾・衣装等が展示される「料亭一力」を最優先に行かれた方が良いかも知れません。

前回40分ほど並びました…

庭見世は基本的に17時開始ですが、諏訪町・西古川町は18時開始となっている点に気をつけたいところです。

賑町の展示場所が踊場である中央公園なのは驚きですね!展示の仕方に注目が集まりそうです。

令和6年(2024年)

令和6年(2024年)庭見世一覧表
画像引用:長崎伝統芸能振興会
  • 興善町「本踊り(石橋)」
  • 八幡町「山伏道中・剣舞・弓矢八幡祝い船」
  • 万才町「本踊」
  • 西濵町「龍船・二胡演奏」
  • 麹屋町「川船」
  • 銀屋町「鯱太鼓」
  • 五嶋町「龍踊」

令和6年(2024年)庭見世一覧表は9月28日(木)に長崎伝統芸能振興会より発表されました。

令和6年(2024年)長崎くんち「庭見世」は10月3日(木)で平日となりますので、仕事帰りの方々で混雑しそうな気もいたします。

庭見世を快適に見て回るコツとして混雑しそうな場所から見ていく事をオススメしているのですが、今年は老舗や料亭などがないため優先的な場所はそれほどありません。

銀屋町「鯱太鼓」

人気の演し物である鯱太鼓を奉納する「銀屋町」は早い時間帯から行列が出来ていましたので優先度は高めに行かれた方が良いと思います。

銀屋町の庭は世界的庭園デザイナー「石原和幸」さんが手掛けるとの事で大きな注目を集めます。

昨年は本石灰町「御朱印船」の庭をつくられ多くの人で賑わいました。


五嶋町「龍踊」

龍踊を奉納する「五嶋町(五島町)」の展示場所が長崎トヨタ(長崎本店)なのは驚きです。

長崎トヨタ(長崎本店)は店舗の新築工事中だったと記憶していますが、どのような展示になるのか非常に気になります。


西濵町「龍船」

龍船を奉納する「西濵町」は傘鉾・衣装の展示場所が三角広場から少し離れているため要領よく見て回りたいところです。

天候不良により龍船などの展示場所に変更があるようです。

令和5年(2023年)

令和5年(2023年)庭見世一覧表
画像引用:長崎伝統芸能振興会

令和5年(2023年)庭見世一覧表は9月28日(木)に長崎伝統芸能振興会より発表されました。

  • 桶屋町「本踊」
  • 栄町「阿蘭陀万歳」
  • 万屋町「鯨の潮吹き」
  • 本石灰町「御朱印船」
  • 船大工町「川船」
  • 丸山町「本踊」

万屋町「鯨の潮吹き」

衣装メインの展示となりますが、老舗吉宗は行列必至となりますので早めに行かれる事をオススメいたします。


本石灰町「御朱印船」

御朱印船が展示される桃太呂本店横は、世界的庭園デザイナー「石原和幸」さんが庭作りを担当されるとの事で大きな注目を集めています。


丸山町「本踊」

長崎検番がある丸山町の展示場所は、道幅が狭い梅園身代わり天満宮と史跡中の茶屋の2箇所のみとの事で、かなりの混雑が予想されています。

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