10月3日は長崎くんちの庭見世(庭見せ)の日となっており各踊町にて夕方頃から演し物・衣装・御花などが飾られ多くの人で賑わいます。
本記事では庭見世についての簡単な解説・日時・見どころなどについてご紹介いたします。
また令和5年(2023年)の庭見世が見られる踊町についても随時更新してまいります。
令和5年(2023年)の庭見世を見る事ができる踊町

令和5年(2023年)の庭見世を見る事ができる踊町は本石灰町・船大工町・丸山町・万屋町・栄町・桶屋町の6ヶ町となっております。
そのなかでも本石灰町・船大工町・丸山町は町としてお隣同士なため多くの人が集まり大混雑しそうですね。
前回同様で万屋町の吉宗は行列が出来そうなので優先的に回った方が良いかも知れません。
また本石灰町(御朱印船)の庭は世界的な庭園デザイナーである石原和幸さんが担当されるため大きな注目を集めそうです。

栄町と万屋町は17時からです。
長崎くんちの庭見世(庭見せ)とは?

10月3日の夕刻から各踊町の家々では、表格子をはずし木戸口を開放するなどして、家の中や庭園を道行く人に見せる。表通りに面した店舗などに傘鉾をはじめ演し物の曳物や衣装、小道具、楽器などを分散して飾るほか、出演者に贈られたお祝品を所狭しと並べて、ご披露する。
長崎くんち <長崎伝統芸能振興会>
長崎くんちの厳しかった稽古もおわり準備も整ったうえで、傘鉾や演し物・衣装・楽器・お祝いの品などを所狭しと並べて町行く人々に披露いたします。
簡単に言うと…

各踊町の展示会みたいなものですね。

展示日 | 10月3日 |
展示時間 | 17時頃〜22時頃(踊町により違いあり) |
展示場所 | 各踊町内の各所 |
普段は物静かな通りも庭見世の日の夕方以降はものすごい人が行き交います。
今ではマンションだらけで家々の庭を見せるところも少なくなり町にある公園や広場などで一斉展示をおこなう踊町も多くなったような気がします。
庭見世を効率よく見る方法

長崎くんちの庭見世は曜日に関係なく10月3日(17時頃〜22時頃)に行われるのですが、すべての踊町を見て回るのはなかなか大変です。
庭見世を効率よく見る方法はただひとつ。
長崎くんち<長崎伝統芸能振興会>より発表される庭見世一覧表を見て計画を立てましょう。
庭見世の約一週間前に長崎くんち<長崎伝統芸能振興会>より庭見世一覧表が発表され場所・住所・展示物・開始時間・連絡先が判明します。
展示がある場所はあらかじめグーグルマップ等で調べて、どのような順番で見て回るか決めておくと安心です。
庭見世が混雑する時間帯は例年20時前後となっており、行列が出来そうな場所(料亭・老舗・旧家)などは優先順位を上げて夕方の早い時間帯に見て回るのがポイントです。

庭見世一覧表は要チェック!
庭見世の見どころ

庭見世の見どころは何と言っても各踊町が趣向を凝らした演し物や傘鉾の展示ですよね。
また、御花(お祝いの品)も様々で魚介・果物・飲み物・お米・おもちゃ・お菓子などが飾ってあるので見て回るだけでも楽しいです。
そんな中でも真鯛・伊勢海老・アワビ・サザエ・クエ・カジキなどはインパクト抜群です。

庭見世を見る事ができるのは一年でたったの一日(4〜5時間ほど)しかありませんので全てを見て回るのは大変です。
見たい場所を決めつつ踊町の雰囲気を楽しむのも庭見世の醍醐味だと思います。

10月3日の夕方からは長崎くんちの庭見世を楽しまれてくださいね。
長崎くんち【楽しみ方】庭見世・人数揃い・庭先回り・傘鉾パレードまとめ!