唐人屋敷跡(とうじんやしきあと)は、江戸時代に日本で唯一の貿易港だったこの地で、中国人(唐人)たちが生活し、異国文化が花開いた痕跡が、今も石畳や土神堂などに残る静かなエリアです。
ノスタルジックな雰囲気に浸りながら石段を登っていくと、突如目の前に現れるのが鮮やかな色彩を放つアート作品の数々。
活水、純心、長崎女子、総科大付属、海星といった5つの高校の美術部の生徒たちが、地域の活性化を願い描いた「シャッターアート」が訪れる方々の目を楽しませてくれます。
龍やパンダといった中華モチーフ等が描かれた「シャッターアート」には、長崎の「尾曲がり猫」が隠されているので探してみてはいかがでしょうか。
本記事は状況に応じて写真の差し替えおよび文章の加筆修正が行われます。
長崎ランタンフェスティバルで賑わう唐人屋敷跡(館内町)

地域の高齢化と人通りの減少が課題となっている館内町ですが、長崎ランタンフェスティバルの時期だけは当時の賑わいを取り戻します。
かつて中国からの使節団や貿易商が生活していた異国情緒あふれる唐人屋敷跡は、長崎ランタンフェスティバルの会場の一つとして見事に蘇るのです。

長崎ランタンフェスティバル期間中は歴史的にも貴重な4つのお堂(土神堂・天后堂・観音堂・福建会館)を巡るロウソク祈願四堂巡り、媽祖行列、二胡演奏をはじめとする様々なイベントなど、唐人屋敷跡全体がノスタルジックで華やかな異空間へと変貌します。
唐人屋敷跡に新たな彩り!高校生が描くシャッターアート

かつて長崎の異国情緒の中心地であった館内町。その一角、唐人屋敷跡エリアにあるシャッターアートは、地域のノスタルジックな風景に、高校生たちの瑞々しい感性で描かれた色彩を加えています。このアートプロジェクトは、地域の活性化と、歴史的な街並みに新しい魅力を創造することを目的として始まりました。
海星高校、活水高校、純心高校など5校の美術部が手がけた、ユニークな作品群を一つひとつ写真とともにご紹介します。
長崎ランタンフェスティバルや観光で長崎市を訪れた際には、共通テーマの「尾曲がり猫」を探してみてくださいね。

活水高等学校
色鮮やかな媽祖行列が描かれています。

純心女子高等学校
チャイナドレスを着た女の子と笹をくわえたパンダが通行人を楽しませてくれます。
純心のインスタグラムより。
学校からなかなかの距離があるのですが頑張られたのでしょうね。

長崎女子高等学校
迫力ある青龍と朱雀

長崎総合科学大学附属高等学校
荒波をわたる唐人船が描かれています。

海星高等学校
龍踊と表情豊かなパンダたちが描かれています。
壁画を紹介するサイト「ウォールアートTRIP」様の「長崎で見れるシャッターアートやミューラルアートなどの壁画を紹介」で本記事を紹介いただきました。
ランタンフェスティバル散策の「隠れた」楽しみ方
長崎ランタンフェスティバル期間中、新地中華街から少し足を延ばして「唐人屋敷跡」へ向かってみませんか?
煌びやかなメイン会場の賑わいとは一味違う、静かで歴史深いエリアの散策は、長崎のまちの奥行きを感じさせてくれます。
唐人屋敷跡のレトロでエモい道のりで出会う、高校生たちのシャッターアートに注目し、隠れた「尾曲がり猫」を探してみてくださいね。
運が良ければ本物の「尾曲がり猫」にも出会えるかも!レトロとアートと尾曲がり猫、魅力あふれる唐人屋敷跡をゆっくり巡ってみてください。
