長崎港には世界中からたくさんの客船がやってきますが、究極のサービスで知られるのがSEABOURN ENCORE(シーボーン・アンコール)です。
かつて長崎に寄港したシーボーン・クエストなどの姉妹船をベースに、さらに磨きをかけて大型化させた最新鋭のラグジュアリー客船です。
大きな船ではありませんが、全室バルコニー付きのスイートルームを備え、まるで動く高級ホテルのような気品を漂わせています。
本記事は状況に応じて写真の差し替えおよび文章の加筆修正が行われます。
SEABOURN ENCORE(シーボーン・アンコール)の紹介

SEABOURN ENCORE(シーボーン・アンコール)は、世界中の富裕層から絶大な支持を受けるシーボーン・クルーズ社が運航する最高級クラスの客船です。
シーボーン・アンコールのルーツは、長崎港でもおなじみの「シーボーン・クエスト」や、現在の「三井オーシャンフジ」を含む「クエスト級(三姉妹)」にあります。
シーボーン・アンコールは、三姉妹の優れた設計をベースにしつつ、客室デッキを更に増やして一回り大きく作られた「進化形(アンコール級)」の第1船です。
シーボーン・スタイルの「三姉妹」と「進化形」
三姉妹と呼ばれているクエスト・クラスには
進化系と呼ばれているアンコール・クラスは、クエスト級をベースに客室デッキを更に増やした上位互換となります。
シーボーン・アンコールの船舶データ

シーボーン・クエストは、三姉妹と呼ばれた従来モデルよりも全長が約12メートル伸び、総トン数も約8,000トン増加しています。
| 項目 | 詳細 |
| 船名 | SEABOURN ENCORE(シーボーン・アンコール) |
| IMO番号 | 9731171 |
| 船籍 | バハマ |
| 船籍港 | ナッソー |
| 総トン数 | 40,350トン |
| 全長 | 210メートル |
| 全幅 | 28メートル |
| 乗客定員 | 600名 |
| 乗組員数 | 450名 |
※船舶データの数値は多少の誤差がありますので予め御了承ください。
船舶データに記した「IMO番号」は、いわばこの船が生涯変わることのない「世界共通のマイナンバー」です。
例えば、船舶追跡サイト「Marine Traffic(マリン・トラフィック)」などで、IMO番号を入力すると、世界のどこを航海しているのかをリアルタイムで知ることができます。
長崎を離れた船舶が、今ごろどこの海にいるのか……そんな「旅の続き」を想像させてくれる魔法の数字でもあります。
わたしが見たシーボーン・アンコール

一般的な巨大客船(マンションのような見た目の船)と比べると、シーボーン・アンコールは少し小ぶりでシュッとしたスマートな形をしています。
長崎の街並みのひとつとして、真っ白な最新の船が並ぶ姿はとてもかっこいいです。
2026年3月21日(土)

女神大橋をくぐって、シーボーン・アンコールが近づいてくる。手前でのんびり構えるのは、緑色の作業船「はやなみ(みなやは)」。その横を、赤いパイロット船が白い波を立てて猛スピードで追い抜いていきました。これから豪華客船に水先人さんを届ける、緊迫した一瞬。
働く船たちの対比が面白い長崎らしい朝の光景です。

女神大橋をバックに、船首をこちらに向けて進んでくるシーボーン・アンコール
手前の桟橋では、安全帯を着けた作業員さんがじっとその姿を見つめていました。
作業員たちの緊張感のある視線やタグボートなどが、安全な船旅を支えているんですね。

場所を移動して、大波止ターミナルからの1枚。
長崎水辺の森公園(出島岸壁)に無事着岸したシーボーン・アンコールを正面から捉えました。
巨大な船体越しに、1時間早く松が枝国際ターミナルに入港したセブンシーズ・エクスプローラーの姿が。
豪華客船が並んで停泊する、まさに長崎港のゴールデンタイム!
セブンシーズ・エクスプローラーに関する記事は以下より御覧いただけます。
一期一会の出会いを、長崎港の記録として残す

客船は世界中を旅しているため、一度離れると次にいつ会えるか分かりません。
長崎の美しい景色の中に、この最新の客船が止まっている姿を、しっかり記憶や写真に残しておきたいですね。
同じ客船でも、季節や天気によって見え方は変わります。
シーボーン・アンコールが長崎に来てくれたという出来事を、単なる記録としてだけでなく、その時だけの特別な風景として、これからも大切に書き残していきたいと思います。
長崎港に寄港予定のクルーズ客船情報は長崎港ホームページで確認出来ます。
\長崎港/

