大型クルーズ船を多く有するロイヤル・カリビアン・インターナショナルが運航する「OVATION OF THE SEAS(オベーション・オブ・ザ・シーズ)」が長崎に寄港しました。
本記事は状況に応じて写真の差し替えおよび文章の加筆修正が行われます。
OVATION OF THE SEAS(オベーション・オブ・ザ・シーズ)の紹介

オベーション・オブ・ザ・シーズは、世界最大の客船会社の一つ、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルが所有する「クァンタム・クラス」の第3船です。
最大の特徴は、これまでの客船の常識を覆すハイテク設備の数々です。
洋上約90メートルの高さまで上昇する展望カプセル「ノース・スター」や、ロボットがカクテルを作るバーなど、動くアミューズメントパークのような存在として世界中で人気を博しています。
ロイヤル・カリビアンの「クァンタム・クラス」は、革新的な設備から「スマート・シップ」と呼ばれ、姉妹船が全部で5隻あります。
クァンタム・クラスの中でも「スペクトラム・オブ・ザ・シーズ」は長崎によく寄港しています。
オベーション・オブ・ザ・シーズの船舶データ

この船の最大の特徴はその圧倒的なサイズにあります。総トン数は約16.8万トンにおよび、全長は東京タワーの高さ(333m)を上回る347メートルです。
長崎港の入り口に架かる女神大橋の海面からの高さは約65メートルですが、この船の高さも約63メートルあるため、通過時はマストが橋の裏側に触れそうなほどの距離感になります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 船名 | OVATION OF THE SEAS(オベーション・オブ・ザ・シーズ) |
| IMO番号 | 9697753 |
| 船籍 | バハマ |
| 船籍港 | ナッソー |
| 総トン数 | 168,666トン |
| 全長 | 347.08m |
| 全幅 | 41.40m |
| 乗客定員 | 4,180名(最大 4,905名) |
| 乗組員数 | 1,500名 |
※船舶データの数値は多少の誤差がありますので予め御了承ください。
船舶データに記した「IMO番号」は、いわばこの船が生涯変わることのない「世界共通のマイナンバー」です。
例えば、船舶追跡サイト「Marine Traffic(マリン・トラフィック)」などで、IMO番号を入力すると、世界のどこを航海しているのかをリアルタイムで知ることができます。
長崎を離れた船舶が、今ごろどこの海にいるのか……そんな「旅の続き」を想像させてくれる魔法の数字でもあります。
わたしが見たオベーション・オブ・ザ・シーズ

世界への玄関口、長崎港へようこそ!
長崎港の記録を辿ると、オベーション・オブ・ザ・シーズが長崎港へ初めて姿を現したのは2016年7月1日(金)との事。
当時は世界最新鋭のクルーズ客船として、長崎港が受け入れる客船の規模が次のステージへ進んだことを象徴する出来事だったようです。
月日は流れ…
クルーズ客船撮影を趣味とするようになった今の私が捉えた、最新寄港シーンを振り返ります。
2025年5月3日(土)

今回の寄港では、女神大橋から船を見下ろす特別なアングルで撮影に挑みました。
目の前を通過する時間はほんの一瞬!その短い時間に神経を集中させシャッターを切ります。
ファインダー越しに見えるのは、圧倒的な迫力に包まれた瞬間でした。

望遠レンズでのぞくと、デッキにいる乗客の方々の表情まで鮮明に見えました。
おはようございます!と言う言葉と共に、次々と笑顔で手を振り返してくれます。
中にはスマートフォンを向けて、橋の上のこちら側を撮影している人も。
言葉は交わせなくても、この一瞬のアイコンタクトとジェスチャーだけで、旅の喜びと撮影の楽しさを共有できた気がして胸が熱くなる瞬間です。

オベーション・オブ・ザ・シーズの真骨頂とも言える、ド派手なキッズプール「スプラッシュアウェイ・ベイ」は、鮮やかな色彩が青い海に映えて、まるでミニチュアの世界のようです。

どこまでも続くかのようなオベーション・オブ・ザ・シーズのデッキと整然と並ぶサンベッド。
全長347メートルという長さの街が、時速数十キロで海を移動しているという事実に、改めてクルーズ客船のスケールの大きさを思い知らされます。

女神大橋をくぐり抜ける緊張の一瞬を終え、船は静かに松が枝岸壁へと向かいます。
船尾からはエンジンからの排煙がうっすらと上がり、その巨大な質量が移動していることを感じさせます。
一期一会の出会いを、長崎港の記録として残す

クルーズ客船との出会いは、まさに一期一会です。
クルーズ客船の撮影は、巨大な建造物を撮る楽しさと、そこにいる人々との温かいやり取りを記録する楽しさが共存しています。
かつては見過ごしていたかもしれない日常の風景も、今では何にも代えがたい大切なシャッターチャンスの連続です。
今後も長崎港に訪れる客船の姿と、その先にいる乗客の皆さんの笑顔を、長崎の確かな記録として大切に撮り続けていきたいと思います。
長崎港に寄港予定のクルーズ客船情報は長崎港ホームページで確認出来ます。
\長崎港/

