クルーズ客船やスーパーヨットが多く訪れる長崎港ですが、ひと際異彩を放つ特別な船が寄港しました。
その名は「LONGSHAN GLORY V(ロンシャン・グローリー・ファイブ)」
一瞬「SF映画の宇宙船が海に降り立ってきたのかな?」と見紛うほどの圧倒的な曲線美を持つスーパーヨットです。
長崎港に突如現れた、異次元の美しさを持つ「LONGSHAN GLORY V(ロンシャン・グローリー・ファイブ)」について紹介します。
本記事は状況に応じて写真の差し替えおよび文章の加筆修正が行われます。
長崎港に現れた異次元のスーパーヨット

長崎港に姿を現した「LONGSHAN GLORY V」は、世界中の大富豪やセレブたちが愛用する「スーパーヨット」と呼ばれる超豪華プライベートクルーザーです。
一番の魅力は、なんといってもその外観!イタリアの名門ブランドが手がけたデザインで、一般的な船のイメージを覆すような流れるようなメタリックのフォルムが特徴です。どこから見ても隙のないスタイリッシュな佇まいは、港の風景を一気に海外の高級リゾート地や、未来の港へと変えてしまうほどのパワーを持っています。
実は、この異次元のデザインを生み出したのは、イタリアの名門高級ヨットブランド「Tecnomar(テクノマー)」
海上のスポーツカーと呼ばれるほど圧倒的なスピードと近未来的な流線型を得意とするブランドで、高級車ランボルギーニとのコラボヨットを手がけたことでも世界的に有名です。
船体の前後左右に誇らしげに輝く「T」のエンブレムは、まさにこのTecnomar(テクノマー)の頭文字。
知ってから見ると、よりプレミアムな格好良さが伝わってきますよね!
LONGSHAN GLORY Vの船舶データと豆知識

謎に包まれたスーパーヨットの正体を知るには、船が持つ「固有のデータ」を見るのが一番の近道です。
ということで、まずはLONGSHAN GLORY Vの具体的なスペックをご紹介します。あわせて、知っていると自分でも船をリアルタイムで追跡できるようになる「ちょっと面白い豆知識」もまとめました。
LONGSHAN GLORY Vの船舶データ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 船名 | LONGSHAN GLORY V(ロンシャン・グローリー・ファイブ) |
| IMO番号 | -(プライベートスーパーヨットのため未登録) |
| MMSI番号 | 533133394 |
| コールサイン | 9M3828 |
| 船籍 | マレーシア |
| 船籍港 | ランカウイ |
| 総トン数 | 273トン |
| 全長 | 36.6m |
| 全幅 | 8.0m |
| 乗客定員 | 12名(ゲスト用キャビン5室) |
| 乗組員数 | 約5〜7名 |
船舶データの数値は多少の誤差がありますので予め御了承ください。
ちょっとした船の豆知識3選
船舶データにある少し見慣れない数字ですが、実はこれ、船を追跡したり見分けたりするための「3つの大切な証明書」なんです。専門知識がなくても、私たちの身近なものに例えるとすんなり分かります!
1.IMO番号
船の「マイナンバー」のようなものです。船が作られたときに与えられ、名前や持ち主が変わっても一生変わらない世界共通の識別番号です。
2.MMSI番号
船の「携帯電話の番号」のようなものです。船が自分の位置を周りに伝える電波(AIS)の番号で、船舶追跡サイト「Marine Traffic(マリン・トラフィック)」などで検索する際に最もよく使われます。IMO番号が登録されていないプライベートヨット等をリアルタイムで追跡したいときは、この番号を入力するのが一番確実です。
3.コールサイン
無線で呼び合うときの「コードネーム」です。船が港に入る時などに音声で連絡を取り合うためのものなので、一般の私たちは基本的に使う事はありません。港湾局が発表する「入港予定表」では、船名の代わりにこのコードネームだけで書かれていることもあるため、いち早く特定する際の目印になります。
わたしが見たLONGSHAN GLORY V

プライベートヨットゆえに次への出港スケジュールは一切公表されず、いつまで長崎にいてくれるかは誰にも分かりません。
明日にはもういないかもしれない……
一期一会の出会いだからこそ、スーパーヨットは何度も港へ足を運びたくなる不思議な魅力に満ちています。
2026年7月25日(土)

長期滞在してくれたけれど、そろそろ出港してしまうかも……そんな予感がして、天気が回復した早朝に再び「おのうえの丘」へ
早朝の長崎港は静かで、長崎県庁のモダンな建築をバックに佇むLONGSHAN GLORY Vの姿が、朝日に照らされて黄金色に優しく輝いていました。
2026年7月19日(日)

長期滞在してくれているおかげで、天候が回復したこの日は、多角的な視点からその魅力をたっぷりと味わうことができました!
まずは美しい流線型のシルエットを撮影するため「ドラゴンプロムナード」へ
横に長く伸びるスポーティーなフォルムは「海上のスポーツカー」そのもの。

続いて向かった「おのうえの丘」では、船体のディテールや船尾のガルウィングハッチに注目しました。
内部に小型艇(テンダーボート)が整然と格納されている様子は、まさに「大人の秘密基地」みたいです。

最後に訪れたのは、長崎県庁の展望テラス。
展望テラスから眺めることで、LONGSHAN GLORY Vのスケール感を改めて実感する事が出来ました。
2026年7月15日(水)

この日はあいにくの天気でしたが、どうしても気になって朝6時頃に港へ足を運んできました!
早朝の静けさの中、驚いたのはクルーの方がすでに熱心に船体を清掃していたこと。これほど美しい状態を保つためには、こうした毎日の丁寧なケアが欠かせないんだなと、スーパーヨットの裏側の日常を垣間見た気がして感動しました。
この日は天気が曇っていた分、船尾で風になびくマレーシアの商船旗の赤と青がひと際鮮やかに見えました。また、船尾側のハッチ部分をよく見ると、立体的な文字で「LONGSHAN GLORY V」の船名と、船籍港である「LANGKAWI」、そしてその下には誇らしげにブランド名「tecnomar」の文字が刻印されているのもばっちり確認できました!
2026年7月14日(火)

静寂に包まれた夜の「おのうえの丘」へ
ライトアップこそなかったものの、船尾のハッチが闇の中でパカッと開き、内部の格納庫(テンダーガレージ)が照明に照らされていた事!
内部には小型艇(テンダーボート)が収められており、静まり返った船尾デッキで褐色の若い外国人クルーが夜風に吹かれながらくつろぐ姿は、まるで映画のワンシーンのようでした。
今しか見られない特別な美しさを長崎港で

日本がいま、世界中のスーパーヨットから「新しい聖地」として大注目されている中で巡ってきたLONGSHAN GLORY V(ロンシャン・グローリー・ファイブ)との出会い。
7月14日から長崎の港を彩ってくれていたスーパーヨットですが、27日(月)早朝、ついに「おのうえの丘」をあとにしました。
西の沖合へ向かったあと、アプリの追跡画面では長崎の西側でピタリと更新が止まっています。電波の届かない外洋へ出たのか、あるいはプライバシーを重んじるセレブなオーナーが意図的に電波(AIS)を切ったのか……。真相は謎に包まれていますが、それもまたミステリアスでプライベートヨットらしいロマンを感じさせてくれます。
いつ現れて、いつどこへ去っていくかは誰にも予測できません。だからこそ、長崎港でこの異次元の美しいスーパーヨットを撮影出来た時間は、本当に贅沢で一期一会の特別なものでした。
