大型クルーズ客船のADORA MEDITERRANEA(アドラ・メディタラニア)が長崎松が枝国際ターミナルに寄港しました。
元々はコスタ・クルーズの「コスタ・メディタラニア」として運航されていましたが、2023年6月25日に中国のアドラ・クルーズへと移籍し「アドラ・メディタラニア」として再就航しています。
本記事は状況に応じて写真の差し替えおよび文章の加筆修正が行われます。
アドラ・メディタラニア

アドラ・メディタラニアは、コスタ・クルーズが所有する「コスタ・メディタラニア」という名前で運航されていましたが、2023年6月25日(日)に中国のアドラ・クルーズに移籍し「アドラ・メディタラニア」と改名し運航されています。
アドラ・クルーズとしての初就航は2023年9月30日(土)に中国の天津港からでした。
アドラ・メディタラニアの船体に書かれている「愛达・地中海号」はアドラ・メディタラニアの中国語名となります。
愛达:Adoraの中国語訳
地中海:Mediterraneaの意訳
アドラ・メディタラニアは、元々イタリアのコスタ・クルーズが運航していた船だったため地中海と言う言葉を継承しています。
アドラ「メディタラニア」、9月に天津発着で運航開始
アドラ・クルーズは「メディタラニア」(写真、8万5619トン、乗客定員2,114人)を9月30日に就航させると発表した。コースは天津発5泊6日または6泊7日で、博多、八代、長崎、佐世保、下関、済州島などに寄港する。中国マーケットが対象となる。
同社はカーニバル・コーポレーションと中国国営造船グループCSSCの合弁会社。同船はコロナ禍の運休中にコスタ・クルーズから移籍した旧「コスタ・メディタラニア」で、同時に移籍した「コスタ・アトランチカ」(8万861トン、乗客定員2,114人)の運航再開時期は未定。同社では今年末に中国初の国産クルーズ客船「アドラ・マジック・シティ」(13万5000トン)の就航を予定している。
WEB CRUISE クルーズ総合サイト
愛达について本記事(タイトル)では愛達と表記しています。
船舶データ

Adora Mediterranea(アドラ・メディタラニア)船舶データは以下の通り
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 船名 | ADORA MEDITERRANEA(アドラ・メディタラニア) |
| IMO番号 | 9237345 |
| 船籍 | バハマ |
| 船籍港 | ナッソー |
| 総トン数 | 85,619トン |
| 全長 | 292.5m |
| 全幅 | 32m |
| 乗客定員 | 2,114人(最大2,680人) |
長崎市内各所からの眺め

世界への玄関口、長崎港へようこそ!
各国の豪華客船が長崎港のターミナルへと静かに着岸し、長崎は世界と直接つながる国際港としての存在感を一層輝かせます。
船旅で訪れる人々にとって長崎のまちはどんな出会いをもたらすのでしょうか?
私たち長崎市民にとっても客船の入港は世界を身近に感じる貴重な機会です。
2025年7月20日(日)

13時(入港予定)→21時(出港予定)
グラバー園をはじめ周辺施設は、多くの観光客で賑わいを見せていますが、アドラ・メディタラニアの乗客も訪れると更に賑やかになりそうです。
軍艦島デジタルミュージアム前から見た稲佐山とアドラ・メディタラニア
クルーズ客船全体は見えませんが好きな撮影スポットでもあります。
2024年8月10日(土)

8時(入港予定)→15時(出港予定)
出港前のアドラ・メディタラニアを長崎水辺の森公園から。
正面から綺麗に撮るのは意外と難しいものです。

アドラ・メディタラニアは出港予定時刻を30分ほど過ぎましたが、次の寄港地「天津」へ向けて長崎港を後にしました。
アドラ・メディタラニアは、2025年夏に複数回の寄港を予定されていますので、気になる方は見に行かれてみてはいかがでしょうか。
長崎港に寄港予定のクルーズ客船情報は長崎港ホームページで確認出来ます。
\長崎港/
