長崎市鳴滝にある七面山「妙光寺」は、日蓮宗の歴史ある寺院でありながら、長崎港を一望できる絶景のビューポイントとして地元で親しまれています。
特に秋になると、境内を取り囲む山々やイチョウの木々が鮮やかに色づき、訪れる人々を魅了します。
妙光寺の紅葉は、見頃を迎えるとその美しさがさらに際立ち、静謐な寺院の雰囲気と相まって格別です。
本記事では、長崎の隠れた紅葉の名所である妙光寺の詳しい情報や、美しい紅葉の見頃時期、そして現地までのアクセス方法についてご紹介します。
本記事は状況に応じて写真の差し替えおよび文章の加筆修正が行われます。
七面山「妙光寺」について

七面山「妙光寺」は、長崎市鳴滝に位置する日蓮宗の寺院です。元禄9年(1696年)に七面大明神を祀ったことが始まりとされており、300年以上の歴史を持っています。山号にもある「七面山」は、法華経の守護神である七面大明神を祀ることに由来します。
境内は山深い場所にありますが、美しく整備されており、四季折々の花が咲くことでも有名です。特に、春の桜と秋の紅葉は長崎市内の隠れた名所として知られています。
本堂には大曼荼羅御本尊が祀られており、法華経の護法神として知られる鬼子母神や大黒天などもお祀りされています。
妙光寺の紅葉と見頃

七面山妙光寺(しちめんさんみょうこうじ)は長崎市鳴滝3丁目のかなり奥まった場所に位置しており、道も非常に狭くアクセスが非常に悪い事から隠れた紅葉の穴場スポットとなっております。
また春には啓扇桜・枝垂れ桜・御衣黄桜などを見る事が出来ます。




妙光寺の紅葉は、山内のモミジやイチョウが鮮やかに色づく様が素晴らしいと評判です。
紅葉の見頃は、例年11月下旬から12月上旬にかけてです。長崎市内の中でも山間部に位置するため、平地よりもやや早く色づき始めることがあります。
紅葉の時期には、深紅に染まったモミジのトンネルや、黄金色に輝くイチョウの葉が参道を彩り、境内全体が華やいだ雰囲気に包まれます。
晴れた日には、青空と紅葉のコントラストが際立ち、見事な景観を作り出します。
妙光寺の撮影ポイント

お寺へ向かう長い石段の参道は、両脇の木々が紅葉すると、まるで紅葉のトンネルのような雰囲気になります。
登りきった場所から見下ろすアングルや、石段と落ち葉を組み合わせて、奥行きのある写真が撮影できます。
長坂は百八段(上段三十一段、本段七十七段)あり百八の煩悩が一段登るごとに消滅するといわれております。

煩悩だらけです…

歴史を感じさせる本堂や手水舎と、鮮やかな紅葉を組み合わせて撮影するのもオススメです。
落ち着いた寺院建築と自然の色彩美が調和した、趣のある写真を残すことができます。

奥宮の七面大明神七面堂の横では大イチョウが黄金色に色付いています。

長崎港を一望できる展望所は、妙光寺で最も有名なスポットの一つです。紅葉と長崎市街、そして長崎港の雄大な景色を同時にフレームに収めることができ、壮大な一枚を撮影できます。
奥宮の七面大明神七面堂まではかなりの距離がありますが素晴らしい景色を見る事ができますので是非登ってみてくださいね。
七面山妙光寺へのアクセス(車・バイク・徒歩)

七面山「妙光寺」は山間部に位置するため、アクセスには注意が必要です。
七面山妙光寺
長崎県長崎市鳴滝3丁目420
公共交通機関・徒歩でのアクセス

路面電車を利用し、徒歩で向かうのが最もオススメです。
長崎電気軌道「新中川町」電停で下車後、鳴滝高校方面へ坂道を上る事、約30〜40分で七面山「妙光寺」に至ります。
山登りというほどではないものの、足元が不安定な箇所や急な登りもありますので、歩きやすい靴でお出かけください。
車でのアクセスと駐車場

七面山「妙光寺」へ向かう道は非常に狭く、急坂も多いため車でのアクセスは推奨されていません。
駐車場は第1〜3までありますが、道が非常に狭くタクシー運転手の方でさえ断る事があるそうです。
鳴滝高校を過ぎてからの道は、対向車とのすれ違いが困難なほど細い箇所が連続するため、できる限り新中川町電停付近の駐車場や公共交通機関を利用し、徒歩で参拝することをオススメします。
やむを得ず車で向かう場合は、現地の状況に十分注意し運転には細心の注意を払ってください。

軽自動車でギリギリ?
長崎市鳴滝3丁目にかけては住宅がおおく、道が狭いうえに視界も悪いため歩行者・車・バイクに十分に気を付けてくださいね。
| 車(軽自動車) | △ |
| バイク | ◎ |
| 徒歩 | ◯ |

車では行きたくない…
七面山妙光寺までのアクセスについては、公式ホームページで新中川町電停からの詳しい道順が写真付きで紹介されていますので参考にされてみてください。
\七面山妙光寺(公式ホームページ)/
